映画デートのススメ>参考例10

“実話もの”も区切りとなる10本めとなりました。
10本めは、実体験を綴ったベストセラーを原作にした
2009年公開の『イエスマン “YES”は人生のパスワード』です。
イギリスBBCのラジオ・ディレクターでテレビ司会者でもあった
ダニー・ウォレスが自身の経験を元に執筆した本『Yes Man』。
その経験とは、すべてに「イエス」と言ったらどうなるかを
実際に試してみたという『電波少年』的実体験です！

仕事でもプライベートでもいつも「ノー」を連発し、
親友の婚約パーティーまですっぽかす、後ろ向きな男カール。
友人に脅されて、あるセミナーに参加した彼は、
いつどんなときも「イエス」と言うルールを自分に課すことに…。

J・キャリーはシリアス演技でも高く評価される芸達者ですが、
この映画は彼のコメディの中ではだいぶ抑えめ演技です。
下ネタもあるにはありますが（苦笑）ほとんどないのでご愛嬌。
それでも身体を張った濃い演技で楽しませてくれます。

ちなみに原作者のウォレスさん、「イエス」と言い続けることで、
普通なら手を出さないことにもチャレンジする勇気がわいてきた
そうですが、色々体験することで法外な金額も払ったようです。
でも一番良かったのは映画同様“彼女ができたこと”だそうで、
試してみる価値あるかもです！？

イエスマン “YES”は人生のパスワード
（2008／日本公開2009）アメリカ
監督／ペイトン・リード
主演／ジム・キャリー