映画デートのススメ>良質な映画との出会いに出かけよう！

今や、映画館＝シネコンと言うイメージが定着していますが、
映画マニアのカップルには、『ミニシアター』も捨て難いですね。
特に地方のミニシアターでは、シネコンでは観られない作品が揃い、
現在も独自性を維持している所も多いので、まだまだ健在。
たまには気分を変えてミニシアター・デートといきましょう！

今回取り上げた32本の参考例の中にも『ヘドウィグ―』など
幾つか所謂“ミニシアター系”の作品が含まれています。
“ミニシアター系”とは、ハリウッドや日本の大手映画会社の
娯楽大作ではなく、どちらかと言えば娯楽性が低く、芸術性の高い
インディペンデント系の映画。“アート系”とも呼ばれます。
シネコンが台頭する90年代前後、東京を中心とした
ミニシアターは若者文化を牽引し、上映作品は注目を浴びました。
作品のみならず、洒落た内装やゆったりしたフランス製シートなど
ソフトとハード両面が充実し、映画ファンを満足させてくれました。

しかし現在は、シネコンでもミニシアター系の上映は珍しくなく、
「ミニシアターでないと観られない」という独自性や優位性が崩れ、
ハード面もスタジアムシートが当たり前となり、むしろ立場が逆転。
閉館するミニシアターが出るなど、厳しい環境になっているのです。
でも前述したように、ミニシアターならではの良さは最終的には

ハード面ではなく、あくまで上映作品です。
「こんないい映画があったんだ！」と唸らせてくれる
良質な作品に出会えた時の充実感は、感謝したくなるほど！
ミニシアターの若者離れが顕著とのことなので、若いカップルは
ぜひとも、良質な映画の出会いへ出かけてみましょう！