映画デートのススメ>参考例13

フィクション3本めは、名作『フォレスト・ガンプ』でも
タッグを組んだ、R・ゼメキス＆T・ハンクスのコンビ作
2001年公開の『キャスト・アウェイ』です。
T・ハンクスが25kgの減量に挑み、映画の大半を一人で演じる。
まさにオスカー俳優の熱演を見せてくれるヒューマンドラマ。

運送会社フェデックスのシステム・エンジニア、チャックは
婚約者ケリーと久しぶりに過ごした後、自社貨物機で南米へ起つ。
しかしその飛行機は、嵐による墜落事故に巻き込まれる。
奇跡的に無傷ではあったが、流れ着いた先は南太平洋の無人島。
しかも生き残ったのはチャック1人だった…。

たった1人で極限状態のサバイバル生活を送るシーンは
T・ハンクスの実力発揮の独壇場。
積荷のバレーボールを「ウィルソン」と呼んで話し相手にし、
共に生活していくうち、人間のように思えてくるから不思議。
ウィルソンとの別れのシーンは落涙必至です！

この映画は「ハッピーエンドじゃない」と言う人もいます。
確かに見方によればそうとも言えなくもないのですが、
しかし、ラストシーンは“希望のある未来”を描いています。
「人生の選択肢は、まだまだあるんだ」というメッセージ。
余韻の残る良いラストだと思いますよ！

キャスト・アウェイ（2000／日本公開2001）アメリカ
監督／ロバート・ゼメキス
主演／トム・ハンクス